2011年08月22日

三濃山登山-アカガシ

去る18日、はじめて 三濃山 に登ってきました。
毎月18日に三濃山求福教寺観音堂をはじめ境内を掃除をされ、お経をあげに遠く大阪から来られる方たち(一家)がおられます。神戸新聞さんがその方たちを取材されるということで、私にも声をかけてくださり一緒させていただきました。

その日に合わせて、もともと三濃山に住まれていた方や相生市の地域の方も登られてお手伝いをされています。今回はその方らについて、私たちはテクノの貯水池方面から登って行きました。テクノ方面からが時間的にも一番登りやすいとのことです。ちなみに観音堂等のお世話をされている一家は、上郡町の金出地から軽の四駆で登ってこられます。




地域の方について登ります。どっちの方向でここが道やといわれても初心者の私にはわかりませんでした。本当に助かりました。ありがとうございました。


頂上に到着です。瀕死のアカガシの木がありました。




このアカガシがかつて元気なときは、相生の那波からも確認できて相生のシンボルのようだったそうです。それが十年以上前から枯れだし、それを何とか食い止めようと地元住民を中心とした有志による「守る会」が1999年に結成され、寄付金を集め樹木医を呼んで見てもらったり、イベントを開催したり、保護活動をしました。

基本的に山頂の水不足が原因のようで、雨の水を貯める装置を作ったり、木々を植えたりして水を何とか確保する処置が施されています。

あれから10年余り。今の状態が上の写真です。なかなか好転したとはいえませんが、アカガシはまだ頑張っていました。当時立てられた表示板には、下の写真のように書かれていました(クリックすると大きくなります)。地域の人たちの思いが伝わってきます。



ちなみに、この山頂の山は「経納山(きょうのうさん)」と呼ばれ、アカガシのそばには秦河勝の遺徳をしのぶお経が納められているといいます。




山頂から見る相生市の風景。この写真ではよくわかりませんが、ここから矢野荘-現相生市ほぼ全域が一望できます。その意味でも三濃山は相生市にとってもシンボルですし、これでアカガシがもし復活したらすごいのにね。

手前の木たちは、「守る会」の人たちによって水を蓄えるために植えられた木々だそうですが、彼ら自身もきつそうです。


三濃山登山レポート、続きます。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 16:34Comments(0)お宝発見(遺跡等)