2012年02月29日

『矢野ふるさと散歩』制作・販売

矢野町まちづくり推進委員会は、今度3日の「三濃山シンポジウム」で講師とパネルディスカッションのコーディネーターを務めていただく松本恵司先生に編集でご尽力いただき、矢野町の名所・旧跡など矢野町の魅力をたっぷり詰め込んだ散策ガイド集兼写真集『矢野ふるさと散歩』を100部制作しました。

『矢野ふるさと散歩』は、名所・旧跡などを北の三濃山からずっと歩いて回れるように編集されています。また、矢野町の古い貴重な写真がふんだんに盛り込まれ、記録としても価値があります。そして写真集としても楽しめます。

今回、「三濃山シンポジウム」限定で制作した100部を1冊1500円で販売いたします。A4判90ページで見ごたえ十分です。ご興味のある方は、ぜひ3日のシンポジウムに参加いただき、お買い求めください。売り切れ御免・・・




『矢野ふるさと散歩』の表・裏表紙


こ  
タグ :写真集


Posted by 矢野町交流広場 at 00:18Comments(4)お知らせ・案内

2012年02月28日

「ふれあい交流作品展」の案内と出展募集

今年で3回目となる「矢野町ふれあい交流作品展」を開催します。
今回からは、子どもたちの作品だけではなく、地域の方々の作品も募集いたします。
ふるってご応募ください。








こ  
タグ :作品展


Posted by 矢野町交流広場 at 00:10Comments(0)お知らせ・案内

2012年02月27日

『矢野町交流広場ニュース2月号』

『矢野町交流広場ニュース2012.2.24号』を掲載します。

今回は、明専寺で行われた「第3回お寺でサロン」の模様と「第6回勉強会」の報告です。ご覧ください。



(画像をクリックすると大きくなります)


次回、「第4回お寺でサロン」は、3月15日(木)10:30から榊の法林寺で行います。どうぞお越しください。今回曜日が変わっていますのでお間違いなく。

「第7回勉強会」は、「矢野荘の自治」をテーマに3月21日(水)20:00より矢野町交流広場で行います。多くの方の参加をお待ちしております。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 00:27Comments(0)「交流広場ニュース」

2012年02月23日

三濃山ハイキング下見




先日2月18日、3月4日(日)に開催する三濃山ハイキングのコース下見に、会長と講師先生、朝日新聞の記者さんと私で行ってきました。なんとその日は三濃山に朝方雪が降って薄っすら雪が積もっていました。8時に羅漢の里研修センターに待ち合わせて、出発しました。研修センターから約4kmのハイキングです。



一枚岩の川底


途中、木が山道の上を覆うように倒れていました


ため池「正面谷池」が見えてきました。
昔ながらの佇まいをもつため池で、「The ため池」って感じですね。



正面谷池の石で積まれた洪水吐。趣きがあります。



堤の下にため池の水を取水する樋菅が通っていて、その栓はどうも水中にあるよう。たぶん江戸時代からつづく初期のため池構造が残っているなんて、すばらしい。






光が差す正面谷池




ため池に注ぎ込む水。ここを濡れないように横切ります



旧三濃山村の入り口にある小さなため池


西谷の家屋の跡


建屋の跡


井戸の跡


家屋の跡地


竹で埋まってしまっていますね



村の墓地の跡



これを上った先に


三濃山求福教寺観音堂があります


山頂のアカガシをめざしてもうひと踏ん張り。ここがちょっときつい。


アカガシに到着



薄っすらと雪化粧の三濃山、凛とした空気のなか心地よいハイキングでした。途中、休憩をとったり、村の跡を確かめたり、求福教寺でお話をしたりしてゆっくり上ったら、頂上まで2時間ほどでした。普通に上ると1時間半程度のようです。

研修センターからのコースは、傾斜的にはそれほどきついところもなく、ゆっくりと自然を楽しみながら登ることができるので、ハイキングとしてはもってこいのコースじゃないでしょうか。

ただ、一つ気になったのは、三濃山の山道は砂利や石が多いですね。特に三濃別れから上が。なので特に下りる時、気を抜くと足がくねっとなって少し歩きにくいです。気を付けてゆっくり下りてください。

それから、大雨などで木が倒れたり、大きな石が転がっていたり、山の土砂が崩れているところもあって、安全に通れるところが狭くなっているところもあるので気を付けてください。今後、歩きやすい整備も地域(矢野町)で考えていきたいところです。








こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 13:45Comments(2)お知らせ・案内

2012年02月21日

チャレンジ駅伝大会2

矢野町チャレンジ駅伝大会の続きです。
どのチームが優勝したかな?


矢野川沿いの桜並木の下を駆け抜けます
春はきれいでしょうね。もう少しの辛抱です











1,3,5区の折り返し地点です












チームメイトに声援を送ります



あと少しでゴールです


「ゴーーーーール」







お疲れ様でした

集計の間、レクリエーションで「フラフープ大会」
どのチームが一番長く回せるかな










表 彰 式



一般の部、優勝は、時間のハンディをものともせず、ぶっちぎりで
「矢野川中学校野球部」のみなさんでした
おめでとうございます


最後に、参加者のみなさんに豚汁が振る舞われました




美味しそう




あったかくて美味しかったね



こ  
タグ :駅伝SC21


Posted by 矢野町交流広場 at 18:26Comments(0)イベント等報告

2012年02月20日

チャレンジ駅伝大会1

2月19日(日)、冬晴れのなか、「矢野町チャレンジ駅伝大会」がスポーツクラブ21矢野と矢野町まちづくり推進委員会の主催で行われました。

5人一組で、矢野小学校から1区と3区と5区が約1.5km、2区と4区が約1.2kmを走り、小学校でタスキを渡します。小学校低学年の部、高学年の部、一般(中学生以上)合わせて20チームが参加しました。

清々しい天気のもと、みんな力いっぱい走り、いい汗を流しました。わたし、カメラマンもみんなを追っかけ息が上がりました。



まずは準備運動をしっかりと


みんなでコースの確認です


折り返し地点で、消防車に乗った二人の子が待っていてくれます


さあ、始まります


第一走者、「位置について、ヨーイ」


「ドン」


第一走者が小学校を後にします









「ガンバレー」









運動場ではタスキのリレー











外ではデッドヒートが繰り広げられています







つづく


こ  
タグ :駅伝SC21


Posted by 矢野町交流広場 at 17:54Comments(0)イベント等報告

2012年02月17日

第6回「勉強会」から-契約講の地域自治

2月15日(水)夜8時から、第6回「勉強会」を行いました。今回は参加者が少なく4名でしたが、「歴史に学ぶ共同体自治」というテーマで行いました。当初、矢野荘の事例をお話する予定でしたが、ぼくの準備(勉強)が間に合わず、自分が学生時代に地域自治をテーマに書いた論文を使って行いました。

その論文は、岡田真美子編『地域をはぐくむネットワーク』(2006、昭和堂)の中の第2章「契約講と地域自治」です。(もう6年も前になるのかぁ)






契約講とは、主に東北地方に存在して、近世以前から現代までも続く歴史的な住民自治組織です。今でいうと自治会組織という感じですが、契約講が残る集落は自治会がありません。ただ時代とともに契約講は近代的な自治会へと移行していっています。

契約講はひょっとすると中世からの流れをくむ共同体自治組織で、自律した集落運営を今日まで行ってきたわけで、そこに、今に通じる地域自治を成り立たせるヒントがあるんじゃないかと思って研究しました。

ところで、契約講って、「契約」という言葉が使われ、どちらかといえば、近代に西洋から入ってきた言葉で近代的な匂いがしませんか。確かに現代で使う「契約」は、売買契約だったり、賃貸契約など、1対1の関係で結ぶ時に使いますね。

でも、「契約」という言葉はもともと日本にもあって、ここで使う「契約」は、多数の人の集まりがあって、彼らみんなで取り決めた約束を「契約」といいました。そうしたことで成り立っている講組織が契約講なのです。講組織、そう、ある目的のために集まった集団を講といいます。

では、契約講の目的は何であったか。それは、自分たちが生活していくために、つまり生活共同体としての村落を維持していくことが目的だったわけです。単なる地縁組織ではなかったのです。契約講とは、その時代の社会構造のなかで、村びとが自身の生活の保障のために考え出した自主的な住民自治組織で、そうすることによって人々の生活の維持と集落内の平和が保たれてきました。

契約講には、「伝帳」といって自分たちが取り決めていったことが詳細に書かれたものが残っています。そこには、取り決めにそむいた時の罰則や講員たちの連判も有ります。まさに中世の惣荘一揆を彷彿させます。

ここでは、その中身については触れませんが、私が結論としてこの契約講研究から得た共同体自治を成り立たせる、あるいは持続させる普遍的なこととして「仲間」という関係を見出しました。先の伝帳のなかに幾度となく「契約仲間」とか「仲間兄弟」という言葉が出てきます。共同体自治を成り立たせている大きな要因として「仲間」という関係があったのです。

契約講は、その「仲間」関係を維持するためにいろんな苦心をしています。たとえば、契約(総会)のあと講員みんなで食事を共にする「共食」もそうですし、ある部落の契約講では契約(総会)の最後に講員全員で「謡」を歌って閉めます。そう、いうまでもなく「仲間」という関係は単なる「なかよしこよし」ではありません。互いに信頼できる関係をいいます。

そこで、裏を返せば、地域住民がいかに「仲間」という関係を結べるかによって地域自治が実現できるかどうか決まってくるわけです。問題は、かつてのように農耕によって「仲間」という関係が結べなくなった今日、どうやって「仲間」という関係を築くことができるかです。その一つの提案が精神論ではなく実益を共有するコミュニティビジネスなのです。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 23:34Comments(4)「勉強会」

2012年02月15日

お寺でサロン-明専寺

昨日(2月14日)、第8回矢野町お宝探検サロン(略して、おたたん)を、下田の雲龍山明専寺で行いました。お寺でサロンの3回目です。今回は、お天気が生憎の雨ということもあって、8名の方がお集まりくださいました。




矢野町やこの辺のお寺は、もともとは真言宗や他の宗派だったのが浄土真宗に後世変わっていったお寺が多いそうです。そんななか、明専寺は最初の建立から浄土真宗で、創立が明応5年(1496)と伝えられており、相生市の真宗系のお寺の中でも池之内の長専寺とともに最も古いお寺となっています。

ということで、住職さんはまずはじめに、このあたり(矢野・若狭野)の浄土真宗の広まりについて、『相生市史』をもとにお話しくださいました。真宗本願寺の八世蓮如上人が積極的に布教にのりだしたとき、弟子の空善を播磨地域の布教に西下させて、明応2年(1492)、姫路に英賀御坊を創立します(現在はお西の亀山本徳寺とお東の船場本徳寺に分かれている)。そして、ここを拠点に空善の弟子たちが池之内や下田、相生などで布教活動をして浄土真宗が広まったということです。

この地域で他の宗派を押しのけてまで広まったのは、真宗のそうした精力的な布教活動の他にも、この時代・この地の人々にとって最も受け入れやすく、彼らに合った宗派だったのでしょう。まあ、いえば庶民的ということでしょうか。『相生市史』によると宗教の広まりについて、「動乱期に直面した人々は宗教に救いを求め、また宗教もそれに応えることによって、その教勢を拡大してきた」と述べてあります。

さて、翻って、住職さんのお話は現在に移ります。政治不信、少子高齢化、経済不況、リストラ、格差社会、勝ち組/負け組、自己責任、ストレス社会、自死者年間3万人、価値観の多様化、人間関係の希薄化など、このような現代社会の実態から現代はそれこそ動乱期ともいえ、現代社会の生き辛さを写します。しかし、本来はそのような人々の心の支えにならなければならないお寺なのに、仏教離れや寺院離れ、機能の低下という現実があります。住職さんはこれからのお寺のあり方を模索されています。

それにつながって「地域とお寺」というお話。うれしいことに矢野と若狭野にある真宗のお寺は、お東・お西という枠を超えて「矢野谷法中9か寺」といって連携が取れているそうです。9か寺の住職と檀家のゴルフ有志でつくる「蓮華の会」という集まりがあります。住職さんにはそれがゴルフだけでなく地域のことも考える、それこそ「地域とお寺」の集まりに発展していかないかという思いがあるようです。

また、矢野谷法中9か寺は、矢野と若狭野の門徒の小学生を集めて毎年サマースクールを各お寺が持ち回りで開催しているそうです。今年で12回目。もともと矢野は寺小屋が盛んだったとも聞きます。地域とお寺と子ども、接点がますます少なくなってきているこの時代にあって、このような試みは大変意義のあることだと思います。

なんせ子どもは地域の宝で、地域の未来はその子どもたちが担うのですから。下田の自治会長さんは小さいときに、境内の木に登ったり穴を掘ったり、野球をしたり、お寺で遊んだ思い出を懐かしそうに話されていました。矢野谷法中では、今度新小学一年生になる子どもたちへのお祝い行事もされるそうです。

今回のお寺でサロンは、現実的で深刻な問題を取り上げた、考えるサロンとなりました。




明専寺創建時の御本尊(阿弥陀如来画)




先の法中報恩講で掲げられた本願寺歴代の門主の掛け軸


こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 13:49Comments(0)おたたん・お寺でサロン

2012年02月14日

パネリスト顔合わせ




先日2月12日に、今度3月3日(土)に開催する「三濃山シンポジウム」パネルディスカッションのパネルリストの方々6名とコーディネーターを務めていただく講師先生にお越しいただき、当日少しでも気楽にお話ができるようにと顔合わせ兼打ち合わせを行いました。

当日、会場で展示する三濃山の古い写真をプロジェクターで見ながら、懐かしさに話が弾みました。この雰囲気が当日にも出せればいいなと思います。

三濃山のいろんなエピソードが聴けると思います。ぜひ、みなさま3月3日(土)の「三濃山シンポジウム」、お楽しみください。




画像をクリックすると大きくなります



こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 16:50Comments(0)推進員のつぶやき

2012年02月13日

「希望」たち



未来の「希望」たち
(矢野小学校学習発表会より)


こ  
タグ :矢野小学校


Posted by 矢野町交流広場 at 13:19Comments(0)推進員のつぶやき

2012年02月08日

矢野小PTA合同祭

2月5日(日)、矢野小学校の学習発表会の後、お昼をはさんで「PTA合同祭」が行われました。

子どもたちのお昼の給食は、父兄と一緒に体育館で食べました。










今日の給食 (今は牛乳が紙パックなんだぁー。発見)





PTA合同祭

紙工作:色のパズルを作りました










ハイ、チーズ


カメラマン、嫌われた(涙)





大縄跳び

これは盛り上がりました。跳びやすいように、縄を回す人の熟練が要りますね。


























父兄もがんばりました。子どもたちが声援を送ります

















先生チームもがんばりました

お疲れ様でした


こ  
タグ :PTA


Posted by 矢野町交流広場 at 17:55Comments(0)矢野小学校

2012年02月07日

矢野小学習発表会

2月5日(日)、矢野小学校の「学習発表会・PTA合同祭」が行われました。午前中が学習発表会、お昼を挟んで午後からPTA合同祭です。

学習発表会では、子どもたちが今年度頑張って学んだことや練習してきたことが披露されました。


1 全員歌唱 「翼を抱いて」






2 1・2年生の発表
 ~出しきろう 自分の力! 合わせよう みんなの心~ 


音楽劇 「スイミー」


今年頑張ったことの披露です。ぼくは「馬跳び」




「スイミー」:みんなが一丸となって困難を乗り切ることの大切さ


合 奏 「ミッキーマウスマーチ」






3 3・4年生の発表

リコーダー演奏 「エーデルワイス」 3年生




発 表 「さつまいものひみつをさぐろう」 3年生








詩の朗読 「美しく 自分を そめあげたい」 3・4年生






発 表 「1/2成人式をしよう」 4年生
今年10歳になる4年生。将来の自分の姿を描きました


わたしは聴衆を魅了するピアニスト


わたしはテニスプレイヤーになって大会で優勝


合 奏 「少年時代」 4年生




休憩をはさんで、後半の部です


4 手 話 「手のひらを太陽に」 全校児童






5 歌 唱 「大切なもの」 先生


先生たちの歌声にうっとり。「大切なもの」 みんなに思いを込めて


6 5・6年生の発表

詩の朗読 「アフリカゾウの家族」 5・6年生






発 表 「防災学習~今、私たちができること~」 5年生




発 表 「東日本大震災のことを知ろう」 6年生








7 合 奏 「名探偵コナン メインテーマ」 3・4・5・6年生












これで午前の学習発表会が終わりました。子どもたちの発表はいかがでしたか。午後からは昼食をはさんでPTA合同祭です。

こ  
タグ :学習発表会


Posted by 矢野町交流広場 at 14:41Comments(0)矢野小学校

2012年02月03日

三濃山シンポジウム&ハイキングのお知らせ

昨年来、三濃山のことを書いてきました。

これまで書いてきたように、三濃山には歴史上の人物の伝説が多く残り、古代の産業(鍛冶)や信仰の場であり、そして近年まで村人の生活の場でした。三濃山の頂上、経納山からは相生市のほぼ全域と瀬戸内海が一望できます。かつては、相生湾の方からも頂上にそびえ立つアカガシが見えたといいます。そのような三濃山を少しでも守ろうと、個人で活動されている方々がいます。

そこで、このような相生市のシンボルや地域のお宝である三濃山を今後、地域としてどうすればいいのか、どう守り活かし地域づくりに繋げたらいいのかをみんなで考えていきたい、その取っ掛かりとして、

三濃山シンポジウム&ハイキング
~みんなで考えよう、三濃山のこれから~

を下記のとおり開催いたします。多くの方の参加をお待ちしております。






上の画像をクリックすると大きなチラシが現れます







上の画像をクリックすると大きなチラシが現れます


ハイキングの申し込みで「参加人数」となっていますが、保険の関係上、申し込みの際は参加者全員の氏名をご連絡ください。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 21:11Comments(4)お知らせ・案内

2012年02月02日

今月の「矢野っこひろば」(2月)

今月の「矢野っこひろば」です。
昨日(2月1日)、交流広場に多くのちびっ子が集まってくれました。
いっぱい遊んで、「豚汁」をみんなで食べました。

可愛い子どもたちの写真をご堪能あれ!



豚汁づくり、お手伝いありがとうね

出来上がるまで、遊ぼうね


















泣き顔もカメラを向けると「ピース」






絵本の時間です




真剣なまなざし


興味津々


絵本の中のおにぎりをモグモグモグ


豚汁出来上がりました。さあ、食べようね



















どうだった?美味しかった?










また来月、会いましょう!


こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 15:29Comments(2)矢野っこひろば

2012年02月01日

三濃山の山王神社と天台宗

先日、三濃山にかつて「山王神社」があって(現在のは篤信家が新たに建立)、その本尊が大山咋神で鉱山に関係があるということを述べました。

後日、ある方からいろいろ教えていただいて、山王神社は天台宗と関わりが深いことが分かりました。

山王とは、比叡山に鎮座していた日吉神(ひえのかみ)の別名で大山咋神のことだそうです。天台宗の開祖・最澄が比叡山を開くにあたり、その麓に祀られていた大山咋神ほかを勧請して、日吉山王と称し、その後日吉社の神を天台宗の護法神とする考え方が広まったそうです。

そして、この神道を「山王一実神道(さんのういちじつしんとう)」と呼び、これを仏教神道、あるいは天台密教の影響下で成立したので天台神道ともいうそうです。

三濃山の山王神社は山王権現ともいうのですが、なぜ権現なのか。当時の神仏習合と本地垂迹説(日本の神は仏が仮の姿を現したものという考え方)に乗って、最澄が釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来の三尊が天台の守護と人々の救済のために飛来したとし、釈迦如来を大比叡神(大宮権現)の本体、薬師如来を小比叡神(二宮権現)の本体、阿弥陀如来を宇佐宮(聖真子権現)の本体としたことからのようです。

いずれにせよ、日吉の神は天台教学と習合しながら山王日吉神(山王一実神道)として形成されていったようです。しかし、その山王一実神道も明治の神仏分離令によって強制的に廃絶させられました。


それにしても、三濃山は天台宗も絡んでいたんですね。空海(弘法大師)が三濃山に真言密教の法窟を開いて、最澄(伝教大師)の天台密教も関わりがあったとは。これってすごくないんですかね。

そういえば、聖徳太子は法華経の注釈書『法華経義疏』を書きましたが、法華経は天台宗の根本経典ですから、天台宗と聖徳太子は関わりが深いですよね。とすると、求福教寺観音堂にある脇士は、弘法大師像と聖徳大師像ですから真言と天台、両密教があるということですか。これってすごくないですか。恐るべし三濃山。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 19:28Comments(5)矢野歴史考