2017年02月15日

「認知症セミナー」開催しました

2月14日、相生市のまちかど出前講座を活用し、矢野町で「認知症セミナー」を開催しました。用意した席がきっちり埋まる40名の参加者がありました。

認知症とは、脳の細胞が死んで、それにより起こる記憶障害や理解・判断力の障害など、症状のことをいいます(病気ではない。したがって患者でもない)。加齢により誰でもおこる可能性があります。団塊の世代が75歳以上となる2025年には65歳の5人に1人が認知症になるといわれています。

もうこうなると認知症は、他人事ではなくわが事として、そして特別のことではなく普通のこととして地域ぐるみで支えていかねばなりません。そのことが、誰もが笑顔で暮らせる地域づくりになっていくと思います。そこで、認知症の正しい理解と認知症の方への正しい接し方を学び、相生市の支援やサービスを教えていただこうと、このセミナーを開催しました。

認知症は、記憶障害や判断力の障害(中核症状)は脳の細胞の死が直接の原因であり改善は難しいですが、うつや不安、徘徊などの行動・心理症状(BPSD)はまわりの配慮と助けでだいぶん改善されます。

認知症の方は、記憶力・判断力・認知力など身体機能や能力は徐々に失っていきますが、家族を大切に思う心や自分らしくありたいと願う心など感情や気持ちはいつまでも失われません。認知症の方や自分自身も心穏やかに過ごせるよう、そういうところを大切にしていきたいものです。


認知症の方への対応の心得 3つの「ない」+1
 1 驚かせない
 2 急がせない
 3 自尊心を傷つけない
+1 否定しない

具体的な対応 7つのポイント
 1 まずは見守る
 2 余裕をもって対応する
 3 声をかけるときは1人で
 4 後ろから声をかけない
 5 相手に目線を合わせてやさしい口調で
 6 おだやかに、はっきりした話し方で
 7 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

 → これらのことは何も認知症の方だけでなく、普通の人に対しても大切なことだと思いますが

認知症の方の味方に
 1 「忘れる」ことを認める
 2 何気ない会話を増やす
 3 感謝の気持ちを言葉にする
 4 失敗や言葉の間違いを指摘しない
 5 できる仕事や家庭での役割を復活させる


そして、認知症に関して家庭や地域で何か気になること、困ったことがあれば、抱え込まないでまずは「相生市地域包括支援センター」(総合福祉会館2階)に相談しましょう。(☎23-7260)

認知症は、発症をくいとめることはできません。しかし、そのリスクを少なくすることはできます。それが認知症予防の考え方です。簡単にいえば、生活習慣病対策にする運動食事と、そして他の人と話すコミュニケーションが脳の活性を促します。




















  
タグ :認知症


Posted by 矢野町交流広場 at 16:09Comments(0)イベント等報告コミュニティ福祉

2017年02月08日

ふれあい交流作品展の作品を募集中!

恒例の「矢野町ふれあい交流作品展」が今年も3月11,12日に開催されます。
住民のみなさんから手作り作品を募集しますのでふるってご応募ください。






募集要項
(画像をクリックすると大きくなります)



  
タグ :作品展


Posted by 矢野町交流広場 at 14:44Comments(0)お知らせ・案内