2011年09月02日

◆犬塚まつり

一昨日のブログに「矢野音頭」を取り上げました。
すると、それを見てくださった方から情報をいただきました。

矢野音頭の第14番、能下の部分の歌詞

   14 能下犬塚花の頃(ヨイヨイ)
      咲いた桜の木の下で
      踊る音頭の浴衣衆
      三本卒塔婆に渦を捲く(サノヨイヨイ)

に関して書かれた記事があるということです。

それは、約30年前の相生ライフで、
『相生ライフ 第25号(昭和57年4月18日)』の「街の話題 "犬塚まつり"」
という記事でした(下画像)。

犬塚まつり

画想をクリックすると大きくなります


それによると、昭和57年4月11日に能下の方たちが村おこしに「犬塚まつり」を初めて催されたということです。その犬塚まつりの光景が、矢野音頭の能下部分の歌詞になっているという情報でした。犬塚まつりでは、能下の三本卒塔婆にある桜の木の下で「能下音頭」を歌いながら踊ったようですね。

  
            能下音頭
     作詞 坂本一郎  作曲 芦田晴夫

       ハアー
       行こか詣ろか 犬塚さまへ
       花も薄紅 パッと咲く
       咲いた桜は ワン公のみ霊
       今もみあげて ほめそやす


ところで、矢野音頭の作詞者は坂本一路さん、能下音頭の作詞は坂本一郎さん。ひょっとして同じ人物ですか?


ここで、みなさんにお願いです。
もし、この三本卒塔婆の桜の木の下で踊りや花見をしている貴重な写真をお持ちの方がございましたら、一度私、コミュニティ推進員の古賀(090-7821-6544)までご連絡いただけないでしょうか。こういう貴重な写真はそれこそ地域のお宝ですので、よかったらデジタル化してアーカイブに残していけたらと思います。

能下音頭のうたわれたこの当時、能下地区は22戸だったんですね。ちなみに今は自治会資料によるとさらに減って13戸です。


今晩、台風12号が私たちの地域を直撃しますね。
くれぐれも甚大な被害が出ませんように。


同じカテゴリー(お宝発見(遺跡等))の記事画像
コヤスノキの保全活動
朝日新聞に「感状山城跡」の記事が掲載
森の黒獅子
福田眉仙石碑設置
キヌガサタケ
瓜生の栗の木
同じカテゴリー(お宝発見(遺跡等))の記事
 コヤスノキの保全活動 (2019-02-21 17:27)
 朝日新聞に「感状山城跡」の記事が掲載 (2018-04-12 18:14)
 森の黒獅子 (2012-10-18 17:18)
 福田眉仙石碑設置 (2012-08-31 15:57)
 キヌガサタケ (2012-06-29 12:34)
 瓜生の栗の木 (2012-06-18 17:29)

Posted by 矢野町交流広場 at 14:40│Comments(2)お宝発見(遺跡等)
この記事へのコメント
いつも楽しませていただいてます。
「犬塚」懐かしいですね。
小学生の頃、夏休みの宿題で調べたことがありました。
祖父に、言い伝えを聞きながらまとめた記憶があります。

実家(瓜生です)へ行くときには
このホームページを印刷して両親へのお土産にしてます。
隅々まで読んで楽しんでますよ。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by pcbeypcbey at 2011年09月18日 12:00
pcbeyさま

いつも見ていただきありがとうございます。
また、ご実家に帰られるときにこのブログをプリントアウトして持っていかれるとのこと、たいへん恐縮です。

「犬塚」の伝説は、秦河勝が狩りに来て、という話になっていますが、「狩り」というのは実は鉱脈を探しに来たということらしいですね。なかなか奥が深いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by 矢野町交流広場 at 2011年09月18日 19:42
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。