矢野町交流広場－コミュニティ推進員のしらべ

矢野小学校の運動会、午後の部、後半戦です。




こ

子どもたちが緑の芝生を裸足で元気に駆け回る姿が印象的でした。最近、芝の運動場を希望する学校が増えていると聞くなか、PTAはじめ地域の方らが一緒になって造った芝の運動場をもつ矢野小は先駆的です。

それで、運動会が終わってちょっと考えました。

児童数が昔に比べ少なくなって、PTAなど児童と直接かかわる地域の人たちの数も当然少なくなり、運動会も以前に比べちょっとさびしくなりました。せっかくの緑の芝の運動場です。そこで、小学校の運動会を一般の矢野町住民も参加する「町民運動会」まで広げたらどうでしょうか。紅白戦だけでなく地区対抗戦も復活です。運動会を通して、きっと地域の絆が深まると思いますよ。

「子は鎹（かすがい）」とはよくいったものですね。子どもたちは「地域の宝」です。なぜならその子たちがこれからの矢野町を築いてくれるからです。そのために今、私たちに何ができるのか。矢野小学校を地域で盛り上げていきたいですね。


この小学校の運動会を町民運動会に発展させるアイディアは、なにもぼくだけの思いつきではないようです。先日、矢野町地域協議会で、地域交通の視察に佐用町の江川地区に行ってきました。江川小学校は現在全校児童37人で複式学級だそうです。

説明会で、江川地域づくり協議会の方が、来年から小学校の運動会を地域の人みんなが参加できる地域の運動会にするんやといわれていました。江川地区はすごい地域です。何ごとも自分たちで話し合って、主体的に決めて実行していきます。県の事業を活用し、県からアドバイザーが派遣され、今後地域計画を作っていくそうです。

江川地区の方からは、今回の視察をOKしたのも、同じ西播磨でよく知っている相生市の矢野町やからと、親しみをもってくださっていたこともあるようです。今後とも互いに勉強させてもらいながらやっていけたらと思います。地域交通視察の報告はまたあらためて書きます。