2014年07月01日

◆釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道

先月28日、釜出の自治会長さんが6日に集落全戸で行われる山道の草刈りの下見に行かれるというので、ぼくも連れていってもらいました。その山道とは、釜出からお隣のたつの市菖蒲谷に抜ける近畿自然歩道です。矢野町のふるさと自立計画で将来のフットパス事業をにらんで、その山道が今どんな状態か見てきました。

出発前に一番気になるのがヤマヒル。ヤマヒル対策は欠かせません。出発前に「スミチオン」という農作業用の害虫駆除剤を長靴に降りつけて朝9時出発しました。


釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
集落の一番端からみた風景。味があります

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
さあ、ここから登りますよ

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
シカ・イノシシ除けに設けた柵を開けます

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
さっそく木が倒れていて道をふさいでいました

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
石垣で組まれた棚田の跡。今は田んぼの中に木が生えています
約30年前までこんな山の中にまで田んぼが作られていたんですね

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
道は石が結構ゴロゴロしています(犬塚‐三濃山ルートほどではないですが)

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
ここにも木が。でもあまり草は繁茂していませんね。
山の木が大きくなって光があまり差し込まないからでしょうか?

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
通れるように除けます。

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
棚田の横には川が流れています

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
たぶん百年二百年前と変わらない石垣の風景でしょう

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
今のような機械がない時代。一つずつ積んだ先人の営みを思うと感心せざるおえません

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道


釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
ここから菖蒲谷に向けて土の質が変わります。乾いた赤土です

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
ここを上ると菖蒲谷森林公園への舗装された道に変わります
草刈りは本来はここまでですが、菖蒲谷初めてのぼくのために

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
会長さんたちは公園をぐるっと案内してくださいました

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
「でもこの道を歩くのは初めてやなぁ」と。歩くとけっこう長かった

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道


釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
大成池。改修された大きなため池です

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
管理されず今は使われない公園施設。これも時代の流れでしょうか

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
竹が枯れて軒並み倒れています
イノシシで竹の子が育たない今日、山の風景も変わるでしょうか

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道
菖蒲谷集落の建屋の屋根跡がわずかに見えます
すごい谷の斜面に立っていたのですね

釜出から菖蒲谷へ-近畿自然歩道

釜出に戻ってくると12時を過ぎていました。
いろいろご案内ありがとうございました。お疲れ様でした。




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Posted by 矢野町交流広場 at 17:06│Comments(2)地域づくり事業
この記事へのコメント
 7/6日の山道整備お疲れ様でした。

 ちょうど当地でも同日、山越えにて隣部落へ抜ける簡易舗装の道路側面の草刈を行ないました。思いのほか参加者が多く朝6時30分頃から9時頃までの作業でした。

 当地には「山蛭」は居ないので半そでTシャツ等でも作業が出来ます。私は長袖を着ますが、それにイノシシ、サル、シカと言った農作物を荒らす動物もいません。もちろん「野良像」も居ません。

 岐阜、三重等近隣の県では水田、畑に「電柵」を設置し対策を行なっていますが、整備にかかる手間、費用を考えると大変な事だと思うと共に当地がいかに恵まれているか・・・ありがたいことだと思います。

 一度手を離した耕地を整備するのは「大変だ」と言いますが、人が言うほどたやすい事では無いと思います。
当地も何とかこれ以上荒れないようにと思っていますが人の力は限られ、思うようには進みません。

 毎回楽しみに拝見していますが「矢野町」の皆様の地域への取り組みは素晴らしいものだと敬意を払うと共に是非見習いたいと思います。

 これからも魅力的な情報を発信してください。
Posted by 知多の像使い at 2014年07月08日 07:44
知多の象使い さま

いつも見ていただき、ありがとうございます。

矢野町は9割方、里山でその谷々に集落があり、集落をつなぐ山道が生活道として張り巡らされていました。それを貴重な地域資源と考え、フットパスとして整備してハイキングや山歩きなどで人を呼び込み、地域としても活力を生み出せないかと考えたりしています。課題はたくさんありますが。

そちらは、ヤマヒルはでないですか。うらやましいです。こちらは範囲も拡大しているようで、困ったものです。

「見習いたい」とは、ほんとこそばゆいかぎりです。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

Posted by 矢野町交流広場 at 2014年07月09日 11:06
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