2015年11月27日

◆世界記憶遺産登録 記念講演

相生市立歴史民俗資料館では、「東寺百合文書」の世界記憶遺産登録を記念して現在図書館において、「東寺と矢野荘のかかわり」と題した特別展を開催しています。

その一環として去る11月21日に、相生市史の編纂に携わられた梅花女子大学の馬田綾子名誉教授をお招きして「東寺百合文書からみる矢野荘のくらし」という記念講演会がありました。

講演は、東寺百合文書とは何ぞやから始まり、初心者にも分かりやすい内容でした。「文書」と「古文書」の違いって分かります?江戸時代までは「文書」とかいて「もんじょ」と呼んでいました。

中世は寺院が社会の秩序を守っていると考えられお寺に記録が集まり(作成し)、会議の議事録など今後の運営など現在役に立つのが「文書」で、荘園が無くなり土地制度が変わると運営の仕方も変わり、それら「文書」は役に立たなくなって蔵にしまいこまれましたのが「古文書」だそうです。なるほど 

ただ、講演の方は、時間が足らなくて最後の矢野荘に関わる部分が駆け足になったのが残念でした。馬田先生がまとめで、矢野荘に関する膨大な資料(『相生市史』第7巻、第8巻上下)は漢字ばかりが並んでいて読む気になれない。・・・(けれど)注意深く見ていくと、昔の人々の生活の息吹を感じることができる、と書かれています。

実は、その点が重要で、そこのところを深く掘り下げれば、知的満足だけでなく相生市にとって今後につながる意味で面白いのだと思います。ということで、最新の研究成果も交えたパネルディスカッションなど次に期待したいです。


世界記憶遺産登録 記念講演


世界記憶遺産登録 記念講演


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Posted by 矢野町交流広場 at 14:23│Comments(0)イベント等報告
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