2014年08月29日

『矢野町交流広場ニュース8月号』

今月の広場ニュースです。『矢野町交流広場ニュース2014.8.25号』をお届けいたします。

今回は、8/17に開催された「矢野再発見セミナー」で第2弾前期1回目の様子と8/21に行われた市民と市長の対話「コスモストーク」の模様を取り上げました。どうぞご覧ください。


(画像をクリックすると大きくなります)



  
タグ :ニュース


Posted by 矢野町交流広場 at 12:05Comments(0)「交流広場ニュース」

2014年08月27日

コスモストーク

 先日19日、市民と市長が市政の運営について意見交換をする「コスモストーク」が、矢野公民館で開催されました。

 最初に、市長から文化会館の建設に関すること、子育て施策、防災対策、教育施策など市政の説明がありました。なかでも、相生市は子育て応援都市を掲げ、給食費の無料化などにより定住促進を図ってきましたが、昨年度はじめて転入が転出を上回る「社会増」になったとの報告がありました。近隣の自治体でも珍しいことだそうです。相生市の一地域、矢野町の人口増にも期待したいです。

 後半は意見交換でした。ため池のハザードや避難場所に関すること、イノシシなどの獣害の深刻さ、耕作放棄地の増加、高齢化に伴う農業の維持、危険な空き家の管理・対策について、女性の参画などいろんな意見が出ました。みなさん、いろんな不安を抱え心配されているのが分かります。地域としてもそれらの不安や課題をすくい取り、行政への働きかけや地域自身の行動につながるしくみが何かできないものかと思いました。

 また、矢野町は、都市計画の市街化調整区域と農業振興地域のしばりがあり、コンビニ一つ設置することができません。市長から「農地と土地の弾力活用」ということで市としても規制緩和への働きかけ・動きをしていくとのお答えがありました。地域生活の利便性、安心安全の地域づくり(セフティネットワーク)、地域活力の創造のためにも何とかその高く分厚い壁を突破してほしいと期待しています。










こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 12:48Comments(0)イベント等報告

2014年08月21日

今月の三濃山

8/18、今月も三濃山登頂。

先日、台風11号が相生をまともに通過していきました。その影響で三濃山がどうなっているか心配でしたが、大きな被害はありませんでした。でも、ところどころで枯れた木が倒木して山道上に横たわっています。
(しかし、全国のいたるところで大規模な自然災害が発生し、いたたまれないです)



足元が悪いね


倒木の下を


枯れかかった桜の木全体に白いキノコがぎっしり


足元にも真っ白なキノコ。毎月発見があります


山頂のアカガシ、青々と


裏に回って。根はどうなっているのだろう?竹の中を下まで着いているのだろうか


少し頂上奥から瀬戸内海を望む


求福教寺。今回は鼠がいた痕があったそう


弁天さんには、堀に水がいっぱい。普段は空なのにね



  


Posted by 矢野町交流広場 at 12:08Comments(0)今月の三濃山

2014年08月19日

矢野再発見セミナー第2弾始まる

昨年度に引き続き、今年度も矢野再発見セミナーがシリーズで始まりました。昨年度は歴史編ということで、矢野地域と秦氏の関係から矢野荘の起こり・出来事までを見てきました。今年度はその続きということで時代が下り、軍師官兵衛の頃(中世)と江戸時代の頃で前後期2期に分けて計4回開催されます。

前期のテーマは、「矢野谷の寺院と浄土真宗 ~軍師官兵衛の時代~」です。軍師官兵衛が活躍した中世の矢野地域を浄土真宗の寺院を切り口に見ていきます。8/17、前期1回目のタイトルは「英賀御坊と矢野地域の寺院」。矢野町内外、遠くは大阪から、40名を超える参加者がありました。



(今回も横断幕を龍野北高校の生徒さんが運営する「龍北工房」さんに作っていただきました)


矢野町には浄土真宗のお寺が東西合わせて5つもあります。他の宗派のお寺はありません。お隣の若狭野町にも真宗のお寺が4つあります。この地域では、この9つの真宗寺院を「矢野谷東西法中(ほっちゅう)9か寺」と呼んで、子どものサマースクールなどのイベントが協力して行われています。なぜ、まとまった地域にこれほどまで真宗ばかりのお寺が密集してあるのでしょうか?

浄土真宗は、みなさんご存知のように鎌倉時代に親鸞が開きました。その後、室町時代に蓮如が現れ、石山御坊(現在の大阪)などを拠点に精力的に布教活動を展開し、北陸・東海・近畿へと勢力を拡大しました。

西播磨地域で浄土真宗が広まったのは、その展開の中で、明応年間(1492~1497)に蓮如の側近空善が下向し、英賀(姫路市の西部飾磨区)に道場(民家を改築しただけのお寺)を開いたのが始まりです。そこを拠点に西播磨の各地に布教が行われました。

蓮如の布教方法で、特徴的なのが御文(おふみ)と講です。御文とは、蓮如が全国の門徒に宛てて書いた法話の手紙です。今でいうとダイレクトメール。そして、講は簡単にいえば信者グループです。

当時、この地域の村落の形態はというと、以前このブログの「矢野歴史考」の中でも書きましたが、「惣村(そうそん)」という地域共同体の自治がしっかりと確立された組織でした。蓮如は、その自治組織の集まりの場である村の寄合に着目し、そこに御文を持ち込み、信仰文の読み合いを勧めました。

そうした結果、村落自体が講集団となって信者を増やしていったのです。なるほど賢いやり方です。今日のような、地域全体で真宗門徒という状態が生まれたのは、なるほどそういうことだったのですね。そして、道場(お寺)は自然とその地域の政治・行政的な拠点となっていったいきました(例えば若狭野町下土井の大避神社)。

その時代、真宗に改宗したお寺もあったようですし、蓮如の布教活動がこのように大胆であったためか、当時真宗道場は、他宗派から襲撃を受けたり、時の政権(役人)からも弾圧を受けたりしたようです。

次回9/14は、この真宗寺院、村落門徒が信長や秀吉とどう対峙していったのか見ていきます。



会長挨拶


セミナーの趣旨やその熱い想いを語る司会者
「矢野地域を中心に据え、そこから日本の歴史を見ていきます」


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Posted by 矢野町交流広場 at 16:25Comments(0)イベント等報告

2014年08月11日

古民家再生にがんばる人


築100年以上の古民家


縁側


縁側からみる穏やかな釜出の農村風景


釜出に古民家を購入されて一人で再生されている方がおられると聞いたので、お話を伺いにお邪魔しました。高砂から来られている松本さんです。

松本さんは、田舎の古民家にあこがれて、自宅から1時間ぐらいのところでと、約10年前に不動産屋をとおして釜出の古民家を見つけ購入されました。築100年ぐらいでしょうか。6年ぐらい前から週末に釜出に来られて、一人でこつこつと片付けをし、改修を続けられています。そうやって自分でされるのが好きなようですね。

ほんとにすごいんですよ。大工さんでも専門の方でもないのに薪ストーブを設置し、木のお風呂やトイレ、そしていい雰囲気のいろりまでご自身で作られたそうです。

松本さんは、「ここはええとこやなぁ」と言われます。
「最近、ツバメが群れをなしているのを見かけるようになったから、そろそろ帰っていくで」と教えてくださいました。移り変わる里山の景色。毎日が新しい発見だとおっしゃいます。そして、縁側からこの美しい風景を眺めながら、美味しいコーヒーを飲むのは、最高の贅沢だと。いいですねぇ。



薪ストーブがありました





木のお風呂、手作り


水洗トイレも完備


いろり。ここで鍋をつっつきたい





美味しいコーヒーをいただきながら、話が弾みます


紹介していただいた松尾さん(左)と山本さん。長時間、ありがとうございました



先日、映画作家の大林宣彦監督がこんなことを言っていました。

「今僕らがここに在るのはふるさとがあったから。その場所を守ってきた人々の人情に包まれています。観客が美しい風景だと感じてくれるのは、人々が知恵を使って賢く生きてきたからでしょう。風景の後ろに心が見えるから感動してもらえるんじゃないか」(2014.8.9 朝日新聞)

「風景の後ろに心が見える」。釜出の農村風景も単なる自然風景ではなく、何代もの先人が手をかけてきた風景、先人たちの心がそこにあるからこそいとおしく思い、感動するのでしょう。古民家もそうです。やっぱりこの風景を今度は現代人が知恵を使って賢く守っていきたいものです。

そして、ちょうど昨日、読み始めた内田樹氏の本に

「美しく豊かな自然資源や、受け継がれてきた生活の知恵や伝統文化、日本人の心性に深く根付いた宗教性や感受性などの『見えざる資産』の多くは、一度失われてしまったら、再生することが困難なものです。目先の銭金やイデオロギー的な思い込みと引き替えに、この列島の住民たちが千年以上かけて丁寧に作り上げてきた、これらの『見えざる資産』が破壊されてゆくことを、ぼくは深く惜しむのです」(内田樹、『街場の共同体論』、p.3、2014)

と、ありました。農村風景や古民家もまたこの「見えざる資産」なのだと思いました。

こ  
タグ :古民家再生


Posted by 矢野町交流広場 at 15:00Comments(2)お宝発見(人・団体)古民家再生・活用

2014年08月08日

今月の「矢野っこひろば」(8月)

なかなか時間が合わず、ひさびさの「矢野っこひろば」です。8月6日に開かれました。

子どもたちを見ていると自然と頬が緩みますね。

今回は、水遊びにかき氷をいただきました。

お天気は曇りだったけど全然OK!



スーパーボールがいっぱい


ダブルピース


おっちゃんにくれるの?


「何見てんのよ」





水遊びの後は、読み聞かせ。その前に体を使って体操


読み聞かせの始まり


真剣なまなざし


おねえちゃんが抱っこ?





今日は、昔ながらの機械でかき氷


宝石みたいだね


どうですか?








かき氷じゃない。何かな?





あ~ん。おっきな口だー


ストローをくわえちゃった


今度はかき氷を「あ~ん」


はい、片付けましょうね。手伝って


また、来月来てね



  

Posted by 矢野町交流広場 at 16:05Comments(0)矢野っこひろば

2014年08月06日

8/9の納涼祭『中止』になりました


緊急のお知らせです

8/9に予定していました

「矢野町ふれあい納涼祭」

は、天候の関係で残念ですが

『中止』

となりました


当日の天候は、現時点でなかなかはっきりしないとこがあるのですが、バザーの準備や人の出足等総合的に判断して、早い時点で中止と決定しました。いろいろご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

こ  
タグ :納涼祭


Posted by 矢野町交流広場 at 16:07Comments(0)お知らせ・案内