2015年10月13日

『東寺百合文書』世界記憶遺産に登録される


(朝日新聞2015.10.10夕刊より抜粋)

既にご存知かと思いますが、首を長くして待っていた『東寺百合文書』がユネスコの「世界記憶遺産」に登録されました。

『東寺百合文書』には中世の荘園、特にその時代の農民の生活・習俗を研究するには欠かせない矢野荘(現相生市)に関する第1級の資料が含まれています。本ブログの「矢野歴史講座」でもご先祖様の当時の住民自治として取り上げてきました。

長年、資料の整理や収集に携わって来られた上島有(うえじまたもつ)先生(摂南大名誉教授)は仰っています。「無限の可能性を秘めた知的情報資源。今後は資料から何を読み取ることができるか、研究者の能力が問われる」と。(朝日新聞2015.10.11)

今回の登録は相生市にとっては降って湧いたまたとないチャンス。これをまちおこしにつながるチャンスと捉え、今後の相生市のまちづくりに活かすことができるか、相生市の住民や行政の手腕が問われています。(あえて能力とはいわない)

そのためには、どういう相生市にしたいのか住民レベルでの活発な議論、そしてそれを救い上げる行政の仕組みを期待したいところです。


  


Posted by 矢野町交流広場 at 13:01Comments(0)推進員のつぶやき