2018年12月27日

三濃山のアカガシ救助活動

三濃山の頂上に立つ神木で、地域の方たちの尽力により瀕死の状態から復活したアカガシの木が、2018年9月頃に倒れてしまいました。

以前、予告したとおり(http://yanochohiroba.tenkomori.tv/e435231.html)、先日12月24日、アカガシの救助活動を行いました。それに伴い、すでに不要となっている水供給タンクの設備を解体する作業も行いました。

活動に参加いただいた方々は、樹木医さん、以前アカガシの復活に携わられた地域の方、元三濃山村の住民、三濃山を信仰されている方など10名で、午前9時半から開始しました。



当日はいいお天気で、三濃山の頂上から瀬戸内海が光って見えます


作業は、不要なった水供給タンク設備を解体し、その部材を利用しアカガシの現在の状態を維持する支えを新たに組みます。

まずはタンク設備の解体作業の様子です。



不要となった黄色いタンクのこの設備がアカガシのすぐ側にあります。景観的にも問題





パイプの解体が進められます。ネジが固い・・・


廃棄物の仕分け等も必要です


解体したパイプを必要な長さに切断します。これも大変





とうとうタンクが地面に下ろされました


解体した部材を一時的に片付けます


アカガシ横のタンク設備が撤去され、スッキリりました



さあ、アカガシの救助です。茎から根は、かつてのみなさんの尽力により地面に届いているので、この状態を維持する支えを新たに作成します(倒れたアカガシを起こすとせっかく伸びた新たな茎が折れてしまう可能性ある)。あとはこのアカガシ自らの生命力にゆだねます。



現状の確認


現状の確認


新しい支柱を作っていきます





根元の支えを考案中


シカが新茎・根を食べないようネットも張ります


アカガシのすぐ側にそびえるツバキが日を遮らないよう少し伐採します


今どうにか保っていた古い支えを新しい支えに置き換えます。この部分が重要


ほぼ出来上がりました


最後にもう一重、アカガシを取り囲むようにネットを巻きます


完成。「アカガシ君、あとは君自身に託すよ。ガンバレ!」


みんなで記念写真




終わったのは、午後4時を回っていました。お疲れ様でした

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 16:38Comments(0)推進員のつぶやき今月の三濃山