2015年08月06日

◆高齢者福祉の出前講座と百歳体操を体験

高齢者福祉の出前講座と百歳体操を体験


コミュニティ福祉事業の立上げ検討チームは、その具体的な検討に先立ち、まずは相生市行政や地域包括支援センター、社協が行っている高齢者福祉事業について説明をしてもらおうと、8月3日、JA矢野支店のふれあい広場に健康福祉課の課長さんと包括支援センターから来ていただき、相生市の「まちかど出前講座」を行っていただきました。そのあと、保健師さんの指導のもと「いきいき百歳体操」の体験もしました。

総代会で町内の各自治会長さんにもお声をかけたのですが、お一人しか参加がなくてさみしいかぎりでした。

「地域包括ケアシステム」って聞かれたことありますか。高齢者福祉を地域が担っていこうというのも、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも明るくいきいきとした生活を送ることができるよう、医療、介護、住まい、予防、生活支援サービスが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」という考え方からきています。全国的にその構築に向けて進んでいます。

相生市は現在高齢化率33.3%。相生市は人口約3万人ですから、約1万人が65歳以上ということですか。矢野町はもう少し高く約40%が高齢者。高齢化率は年々上がっています。それに伴い、要支援・要介護認定者の数も右肩上がりです。相生市では現在約1800人が認定者で、介護保険事業の経費はますます膨れ上がっていくことでしょう。

とすると、財源が少なくなっていき、利用者自身の負担や住民個々の保険料がアップすることになります。今年の4月から特別養護老人ホームの入所基準が要介護3以上に重点化され、8月からは一定以上の所得のある利用者の自己負担割合が2割に引き上げられ、食費・居住費の補足給付の適用条件に資産が勘案されることになります。

それは「厳しいな」ということで、じゃどうすればいいかというと、いつまでも健康であればいいわけで(健康寿命を延ばす)、介護予防や認知症予防、この「予防」ということが大事になってきます。たぶん、地域は地域としてこの「予防」の部分を担うことがもっとも大きな仕事なのではないかと思いました。

相生市は平成27年度から3年間の高齢者保健福祉計画を策定し、基本理念として高齢者自身が主人公となるよう、「地域で理解しあい、助けあい、支えあい 絆を深めるまちづくり」とあります。高齢者福祉はこれからの地域づくり、コミュニティづくりの中核となっていくでしょう。

そして、理念の説明文に「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けるためには、高齢者一人ひとりが自分にあった暮らしの中で、生きがい・役割を見出し、安心して暮らし続けられる仕組みをつくることが必要」とあるように、そうなんです、「仕組み」まで昇華させなければまちづくりになりません。

ということで、介護予防に地域で「いきいき百歳体操」を広めていきましょう。まずは先行して検討メンバーで体験しました。それほど難しくはないし、30分ぐらいですし、数人の仲間でやるといいんじゃないでしょうか。最初にビフォー/アフターやないですがDVDの中で、95歳のおばあちゃんが体操を始める前はまっすぐ歩くのもおぼつかなかったのに1年後、スタスタスターと小走りに駆けている姿を見てびっくりしました。


高齢者福祉の出前講座と百歳体操を体験





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Posted by 矢野町交流広場 at 16:17│Comments(0)コミュニティ福祉
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