2012年08月01日

◆平成24年度コスモストーク

平成24年度コスモストーク


平成24年度コスモストーク


昨夜7月31日夜7時半から矢野公民館で、市長をはじめとする市幹部と地域が対話する「コスモストーク」が開催されました。はじめに市長から「市民と協働で築き上げるまちづくり」ということで市政概要についてプレゼンがありました。

内容として、自治基本条例により市民が参画して市政をチェックする仕組みを作ること、市が処方する防災関連について、協働のまちづくりの具体施策など市長から説明がありました。

最後に、来年度相生市は、(よく言われることですが)「まちづくりは人づくり」「人づくりはまちづくり」だとして、相生の将来を担う人を作るということで『相生っ子学び塾』を開講するということです(下写真参照)。

平成24年度コスモストーク
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中の写真は今年度、矢野小入学式のとき写真ですね。新1年生と6年生



実は、矢野においても矢野という地域、そして矢野を構成する各集落存続のため、「相生っ子」というより「矢野っ子」を育てる必要があると考え、そのことも現在策定中の「矢野町ふるさと自立計画」に盛り込む予定でいます。市と地域、軌を一にします。相生市は相生で教育特区を取っていますし方向は間違っていないでしょう。

意見交換の折に、そうやって育てた優秀な子どもは外に出ていってしまうんではないかという意見が出ました。問題はその教育の中身です。そこに雇用問題が関わります。課題解決には個々が連関した戦略のもとで解決が図られなければ、複雑系の今日解決しません。それを行政だけに任せるのではなく、あるいは地域だけに押し付けるのではなく、行政と住民が一緒に知恵を出し考えてそれぞれの役割を担うのが「協働のまちづくり」です。ただ地域の成熟度からみて今の時点で、そのためのお膳立て=場づくり・進行は行政の仕事だと考えます。

この際ですから教育について少し。先に「教育の中身」という言葉を使いました。要は、環境社会学の鳥越晧之がいう「非凡教育」「平凡教育」のことをいっています。簡単にいえば、「非凡教育」とは他の人と異なることを目指す、勉学などの競争教育を意味します。一方、「平凡教育」とは「仲間教育」「全人教育」と位置づけられ、つまり人間性を養い社会性を身につける教育です。もっと言ってしまえば、共同体やその生活の中で育まれる学びの教育といえるでしょうか。今日後者の教育の重要性が指摘されています。

実はどちらの教育も大事です。どちらかに偏らないバランスのとれた教育が重要です。しかし、地域愛をもって将来地域を担う地域人を作るのは、どちらかといえば「平凡教育」にあるといえるでしょう。機会があれば、また改めて・・・




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Posted by 矢野町交流広場 at 15:36│Comments(0)イベント等報告
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