2011年09月26日

◆ちょっといい話

先の「勉強会」のなかでちょっといい話がありましたので、ぜひ紹介させてください。

参加してくださった1人の方から「ぜひ、お話したいことがあるんです」

その方は真広の方で、先の台風12号でお宅がある裏の山の側溝が波板がめくり上がり土砂で埋まって、水と土砂が家の敷地に勢いよく入り込んでくるようになりました。そうこうしているうちに台風15号がそこまで来ています。

その方は県に対処をお願いしたのですが、急には対応できないとのこと。困ってどうしたら・・・
そうして仕事から戻ってくると、なんと側溝の土砂は取り除かれ、波板がきれいに敷き直され、土嚢も積み直されています。

実は、地域の消防団の方が率先してそのように対応されたそうです。消防団には自治会長さんからも相談があったそうですが、消防団の方たちも12号のときに状況を確認しており、今回も気にして偵察にこられたら、「これはあかん」ということで力を合わせて応急的に処置されたようです。

この方は、とても感激して感謝し、このことをみなさんにお伝えしたくてということでした。参加者全員、なんかあったかい気持ちになりました。


災害を目の前にして、この川の所有管理は県やから、あるいは市やからといってそこに住む住民が動かない地域もあると聞くなか、今回のように地元の消防団の働きこそ地域の自律ですね。それは、昔は「普請」といって当然のことだったのですが、近代以降中央集権に向かうなかで自律の精神が奪われていきました。

そういう世情のなかで矢野町の共同体精神は、今後も太く長く伸ばしていきたいですね。


ちょっといい話

応急処置された側溝
土砂で埋まり左側に水と土砂が溢れ出していた。その下にお家が


ちょっといい話





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Posted by 矢野町交流広場 at 15:50│Comments(2)推進員のつぶやき
この記事へのコメント
アップ、ありがとうございました。

側溝は、きれいに直してもらった後、15号の雨で、
土砂が溜まった写真です。
処置したもらってなかったら、
不安な夜を過ごすところでした。
ありがとうございました。
Posted by 真広の住人 at 2011年10月06日 12:16
真広の住人さん

よかったですね。
かつては当たり前であったことが、当たり前にできない時代になってきています。災害時は当然ですが、普段からも互いに気遣い助け合えるまちをつくっていきたいですね。

Posted by 矢野町交流広場 at 2011年10月06日 13:12
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