2019年03月07日
◆認知症セミナーinサロン

本日の「いきいきサロン」で、相生市地域包括支援センターから講師を招き、
体操の後「認知症セミナー」を開催しました。
矢野町でいきいき百歳体操を中心とするサロンを始めて早3年半。当初から参加してくださっている方も徐々に歳をとり、やはり一番気になるのが「認知症」。以前にも矢野町全体を対象にセミナー(認知症サポーター養成講座)を開催しました(http://yanochohiroba.tenkomori.tv/e412260.html)。
今回はサロンの参加者向けに分かりやすく、接し方をメインにお話していただきました。
65歳で5人に1人が認知症の時代、もっと年齢が上がれば当然、その割合も増えます。
誰もが認知症になると考え、なった時に備える。
(なんか最近の自然災害が多い、防災(縮災)の考え方に似ているなぁ)
「接し方一つで、その進行が変わってくる」という言葉が印象的でした。
否定しない。おだやかに、ゆっくりと、一つづつ話す。
役割を作り、お手伝いしてもらう。
また「感情が最後まで残る」という言葉も印象的
認知症の人が失わない力は?
・感謝の心
・人を敬う心
・嬉しい事を感じる心
・昔得意だったこと
・人の気持ちを汲み取る心(←ぼくは社会生活の中でこれがすごく大事だと思う)
・人の役に立ちたいと願う心
・家族を大切に思う心
・自分らしくありたいと願う心
こう見ていくと「人として」大切なことばかり
最後まで残るものがこれだとしたら、
認知症は人としての成長の到達点ではないだろうか。
「誰もが認知症になるんや」。「でも大丈夫。私らがおるで。安心し。かわりに私がなったら頼むで」
(共同体の相互扶助。共助)
誰もが来るのが楽しく、安心できる。そんなサロンになればいいなと思います。

こ
「縮災」とは、自然災害による被害は逃れられないと考え、被害からはやく抜け出す対策。
防災→減災→縮災
防災→減災→縮災