2015年07月28日

矢野メロンの草木染め体験

去る7月19日、才元の里ふるさと交流館で、矢野メロンがいろんな形で広まればと、矢野メロンの葉や茎を使った草木染めを体験してきました。メロンのほかにもウィンターコスモスと藍の染めも体験できました。どんな色が染められるか、楽しみ~

講師は、地元中野にお住まいの草木染め工房 ちゃ~美流の徳力弥生先生です。
今回の参加者は定員マックスの10名+です。








徳力先生は、自然界の「目に見えるすべての色を染めることができる」といわれます。そして「それを感じて」と。染めには季節の色があって、それに採る時期を間違えると発色しないそうです。なので採った材料は冷凍しておきます。水によっても違うとか。奥が深い。

先生は、昔は田舎を出たかったそうですが、再び地元で暮らすようになって「あるものを生きがいに」と編み物を40年、染めを25年されてきました。その中で、季節や時間によって変わる地元矢野の自然の素晴らしさに気づき、日々の生活を楽しまれているようです。素敵ですね。



染めるものを選びます。ぼくは自分が実際使えるものをということでバックを選びました。
コットンやシルク、素材によっても発色が違うようです


いよいよ体験です。本当は染めの材料を近くで採取するとことから始めるようですが、この日は小雨が降っていたのであらかじめ先生が材料を準備してくださっていました。




まずは大きな鍋に矢野メロンの葉っぱや茎を入れて煮て染液を作ります。約15~20分





その間、素材は水に浸しておきます


時間がきたら材料の葉っぱ等を除きます





葉っぱを除いた染液を布でこします


火を焚きながらその染液に素材を入れて染ます。沸騰して約15~20分


時折やさしく混ぜてあげます


いいところで素材を取り出し、(このときは少し黄色っぽいですね(コットン))


媒染液に浸して色を閉じ込めます。媒染液も鉄やアルミ、いろいろあるようです


こちらはシルク素材に染めたもの。きれいなメロンの緑だ


これはウィンターコスモスで染めたもの。きれいなオレンジ色ですね


ここで定着するまで少し休憩。その後よく水洗いして



干してます


乾いたら完成


ぼくのバックも深みのあるいいメロン色になりました(右)
ウィンターコスモスもしっとりとしたオレンジ色です(左)


ちなみに、藍染めは少し工程がが違うようですね


藍は、葉っぱをジューサーですり潰し


その液に常温で染めつけます


広げてみるとあら不思議。緑色から藍色へ早変わり


水洗い


先生の工房の染液で少し色を濃くしました


うわー、いいのができたね



  


Posted by 矢野町交流広場 at 15:29Comments(0)お宝発見(人・団体)

2014年08月11日

古民家再生にがんばる人


築100年以上の古民家


縁側


縁側からみる穏やかな釜出の農村風景


釜出に古民家を購入されて一人で再生されている方がおられると聞いたので、お話を伺いにお邪魔しました。高砂から来られている松本さんです。

松本さんは、田舎の古民家にあこがれて、自宅から1時間ぐらいのところでと、約10年前に不動産屋をとおして釜出の古民家を見つけ購入されました。築100年ぐらいでしょうか。6年ぐらい前から週末に釜出に来られて、一人でこつこつと片付けをし、改修を続けられています。そうやって自分でされるのが好きなようですね。

ほんとにすごいんですよ。大工さんでも専門の方でもないのに薪ストーブを設置し、木のお風呂やトイレ、そしていい雰囲気のいろりまでご自身で作られたそうです。

松本さんは、「ここはええとこやなぁ」と言われます。
「最近、ツバメが群れをなしているのを見かけるようになったから、そろそろ帰っていくで」と教えてくださいました。移り変わる里山の景色。毎日が新しい発見だとおっしゃいます。そして、縁側からこの美しい風景を眺めながら、美味しいコーヒーを飲むのは、最高の贅沢だと。いいですねぇ。



薪ストーブがありました





木のお風呂、手作り


水洗トイレも完備


いろり。ここで鍋をつっつきたい





美味しいコーヒーをいただきながら、話が弾みます


紹介していただいた松尾さん(左)と山本さん。長時間、ありがとうございました



先日、映画作家の大林宣彦監督がこんなことを言っていました。

「今僕らがここに在るのはふるさとがあったから。その場所を守ってきた人々の人情に包まれています。観客が美しい風景だと感じてくれるのは、人々が知恵を使って賢く生きてきたからでしょう。風景の後ろに心が見えるから感動してもらえるんじゃないか」(2014.8.9 朝日新聞)

「風景の後ろに心が見える」。釜出の農村風景も単なる自然風景ではなく、何代もの先人が手をかけてきた風景、先人たちの心がそこにあるからこそいとおしく思い、感動するのでしょう。古民家もそうです。やっぱりこの風景を今度は現代人が知恵を使って賢く守っていきたいものです。

そして、ちょうど昨日、読み始めた内田樹氏の本に

「美しく豊かな自然資源や、受け継がれてきた生活の知恵や伝統文化、日本人の心性に深く根付いた宗教性や感受性などの『見えざる資産』の多くは、一度失われてしまったら、再生することが困難なものです。目先の銭金やイデオロギー的な思い込みと引き替えに、この列島の住民たちが千年以上かけて丁寧に作り上げてきた、これらの『見えざる資産』が破壊されてゆくことを、ぼくは深く惜しむのです」(内田樹、『街場の共同体論』、p.3、2014)

と、ありました。農村風景や古民家もまたこの「見えざる資産」なのだと思いました。

こ  
タグ :古民家再生


Posted by 矢野町交流広場 at 15:00Comments(2)お宝発見(人・団体)古民家再生・活用

2014年02月13日

カラオケ同好会「うぐいす」

まだまだ寒い日が続きますね。
みなさんは「矢野町交流広場」にインターネットカラオケがあるのをご存知ですか。

毎月第1土曜日の午後に矢野町カラオケ同好会「うぐいす」のみなさんが利用されています。

約20名のカラオケの好きな人たちが集まり和気あいあいと親睦を深め、歌の向上に努めておられます。思いっきり歌ってストレス発散もあるのかなニコニコ

毎月1回でもこういう楽しい集まりがあるのはいいことですねチョキ













せっかくですのでみんなで集合写真を撮りましょう!
(平成26年2月1日撮影)


そうそう、インターネットカラオケはどなたでも利用できますので、希望者は一度「矢野町交流広場」までお問い合わせください。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 12:33Comments(0)お宝発見(人・団体)

2013年12月10日

刀鍛冶の桔梗さん

先週、前から一度ゆっくりお話をうかがいたいと思っていた刀鍛冶の桔梗光史(ききょうみつし)さんにお会いするため、瓜生の羅漢の里にある茅葺の水車小屋「桔梗隼光(はやみつ)鍛刀場」にお邪魔しました。桔梗さんは創作中にもかかわらず、やさしく、たくさん答えてくださいました。

桔梗さんは2010年からこの地で刀づくりに励んでおられます。ここは周りの環境もよく気に入っておられ、たくさんの方に見てもらいたいとおしゃっておられました。ほんとに鍛冶の作業とこの小屋の雰囲気がよく合っています。

桔梗さんについては、もうすでに何度か新聞などで紹介されているので、ご存じの方も多いかと思います。先日も朝日新聞の「ひと模様」で紹介されていました。その記事で僕が気になったのは「出来に満足したことはまだない」と書かれていることでした。そこで、その辺をちょっと聞いてみたいと思いました。

桔梗さんは、これまでの枠に捉われない、独自性というか独創性というか、オリジナリティのある作品を作りたいとのことです。そのためには一度、きっちり伝統というか、刀の出来が素晴らしかった鎌倉時代の技術を探求・習得し、しかしそこに留まらずそこから一歩踏み出す必要があるだろうと考えられておられます。

そこで、桔梗さんが目指す作品とは、「自然」というか、今ここにあるこの材料そのものがもつ力・魅力をめいっぱい引き出した作品だということです。そこには、いい意味で自分の期待を裏切る、自分にとって新しい発見があるといいます。

桔梗さんにとって焼き入れとは、人為的な行為で、それが前面に主張するのではなく、その材料自身すなわち「自然」の魅力をうまく引き出す作業だと捉えられています。「自然」と「人為」がうまくマッチしてできた作品が、見飽きない、いい作品なんだろうなとおっしゃっていました。哲学的で深いですね。そういう理想の作品により一歩でも近づくことをぼくも願っています。そして、出来た刀を見たいと思いました。

以前ブログで、三濃山近郊のこのあたりは瓜生にも金掘や鍛冶屋川という地名や川の名前がついていて、製鉄や鉱山に深くかかわる地であったと書きましたが、今桔梗さんがこの地で刀鍛冶をやっていることは、やっぱり桔梗さんにとっても感じるところがあって、「来るべきしてきたのかなぁ」といわれていました。将来的には、この地でこの地の鉄を使った「たたら」もやってみたいとも。いいですね、西播磨産の刀ができるのかな。

桔梗隼光鍛刀場では、毎月第2、第4日曜日に「小刀づくり体験教室」をされています。興味ある方はぜひ体験してみては。詳しくは、鍛刀場まで(090-8358‐4748(桔梗))。



鍛刀場の水車小屋。風情があります


火床(ほど)。鉄がフツフツ沸騰する音に耳を澄まします
左の「ふいご」はもう作る職人さんがいないのだそう


金床で鉄を打ちます。火花が花火のように飛び散ります。きれい


細かなところは手で、トン・カン


温和な感じだけど芯のある桔梗さん


今日も水車は回る


こ  

Posted by 矢野町交流広場 at 15:55Comments(0)お宝発見(人・団体)

2013年03月28日

いきいきサロン「ぬくもり」

集落のお年寄りが気軽に集まって楽しめる機会を提供しようと、二木のご婦人方有志が立ち上がり、平成23年10月から活動されています。

現在は、グループ名を「いきいきサロン『ぬくもり』」とし、社会福祉協議会の「ふれあい・いきいきサロン」に登録されて活動を継続されています。「ぬくもり」は矢野町第1号の「ふれあい・いきいきサロン」となりますね。

社協が推進する「ふれあい・いきいきサロン」には、お年寄りが家から外に出ることによって「閉じこもり」を解消し、人と会って話をし大声で笑って、寝たきりや認知症の予防に役立てようという意図があります。

先日26日にそのサロンが二木の公民館で開催されるということをお聞きし、取材におじゃまさせていただきました。この日の参加者は、お年寄りが約30名、スタッフ約10名でした。



at 二木公民館


参加して下さったお年寄りにお昼のお食事が用意されています。


すごい。きっちりとされたお食事ですね
急に来たにもかかわらず、ぼくにも用意してくださいました


食事の後、今回の催しはカラオケです


自慢の喉を披露。みなさんうまいです


盛り上がり、拍手ーーー


世話人代表の福井さんも参加。うまい!



もともと二木で生まれ育った福井さんが、定年されたのを機に、これまでお世話になった集落に何か恩返しがしたいと声をかけ始められたのがきっかけです。

「昔は日常の生活の中で顔を合わす機会が多かったのに、今では少なくなったからね」と、このサロンの意義を話されました。また、お年寄りとスタッフとの世代間交流の場になればとも。

今回はカラオケでしたが、これまでは3から4か月に1回の割合で腹話術、銭太鼓、防災講習などが催されてきました。今後はもう少し簡単なものでも、わずかな参加費をいただきながら月1回ぐらいのペースでできたらなとおしゃっていました。そうですね、続けることが大事ですものね。

「地域コミュニティ」って何かわかったようでよくわからないというのが正直なところだと思います。現在の時代状況を鑑みますと、こういう助け合い、思いやる人同士のつながりをいうのではないかと、そう思えてきます。そして、そこに何か温かいものがものが生まれてくるのだと、そんな気がします。

矢野町の他の集落にもこのようなサロンが拡がればなと思います。

こ  
タグ :サロン社協


Posted by 矢野町交流広場 at 17:47Comments(0)お宝発見(人・団体)

2012年07月02日

猫店長-羅漢「里の店」

瓜生羅漢の「里の店」には、どうも猫店長がいるらしい

名前は??? 知らない

人が寄っても「シャー」と威嚇するだけ。逃げない


「ここは私の場所。邪魔しないでよ」



すやすや


「ん?」


「シャー」


「もう知らん」


完全無視

なのに人を惹きつける


こ  
タグ :里の店


Posted by 矢野町交流広場 at 13:53Comments(0)お宝発見(人・団体)

2011年11月24日

小河のゆず




矢野町の小河地区では昔からゆずの木があって、農家の方がゆずを栽培されてきました。そこで、それを使って地域の活性化を図ろうと「小河ゆず栽培組合」を結成して、ゆず製品の加工・販売をしています。

11月はちょうどゆずの収穫時期で大忙しです。11月の3週間を使って、土日に農家の方がゆずを収穫し、月曜日に加工所に持ち込みます。そして、小河の女性らでつくる組合の「加工部」のみなさんが、ゆずを絞ってゆずの原液を取り出し、皮は小さく刻んで茹でて苦みをとります。これらが、ゆず酢やマーマレード、クッキー、シフォンケーキなどこれから1年の間に製造する商品の原材料となります。

先日22日、「加工部」のみなさんを取材させていただきました。現在加工部のみなさんは20人ほどおられるようです。ちょうどお邪魔した時、休憩時間でみなさん、和気あいあいといい感じで話が弾んでいます。ぼくにまでゆず大福やゆずジュースなど頂いて、なんかすみませんでした。さあ、時間がきて作業へと戻られます。




今年の収穫加工作業はこの日で最後で次の日出荷だそうです
今年は約5トンの量が収穫できたそうです




今年絞り取ったゆず原液はこの冷蔵庫で保管します




これは、マーマレード




マフィンが出来上がりました。いいにおいです




シフォンケーキ、美味しそうですね




みなさん、突然おじゃましてすみませんでしたぁ


小河ゆず栽培組合で作られている商品は、以下のとおり。
これらは「道の駅・海の駅あいおい(白龍城)」で販売されています。

ゆず酢(大、中、小) 1,890円、780円、370円

ゆずマーマレード(大、中、小) 630円、370円、315円

ゆずクッキー 160円

ゆずシフォンケーキ(大、中、小) 1,155円、630円、210円

ゆずマフィン 170円

ゆず大福 630円

小餅 315円




ところで、ゆずってすごいとげがあるんですね。




こ  
タグ :小河ゆず


Posted by 矢野町交流広場 at 18:27Comments(0)お宝発見(人・団体)

2011年10月27日

アキランサスと岩崎さん






大型アキランサス 播州(黄)と赤穂(赤)


今、「いぶき」の花壇には大型アキランサス、播州(黄色)と赤穂(赤色)が植えられ、ぼくたちの目を楽しませてくれています。もちろん、このお花も「いぶき」のお隣で園芸業を営まれている岩崎茂さんから提供いただいたものです。いつもありがとうございます。

アキランサスは昔から呼ばれている通称で、現在の正式名(学名)は、アルテルナンテラ・フィコイデア(旧学名はテランセラ)というそうです。

葉色が黄色と赤色の2種類あって、秋になると色が鮮明になってくる非耐寒性の多年草です。霜が降り出すと終わりです。生育は旺盛で、敷き詰めて植えると赤・黄の色彩が見事なので、それで文字や模様を描いたりして、花壇に広く利用されています。

今回、岩崎さんに植えていただきましたアキランサスは、一般によく出ているものではなくて、葉っぱが大きなタイプの「大型アキランサス」です。それは岩崎さんのビニールハウスから生み出された品種で、黄色を播州、赤色を赤穂と名付けられ、3、4年前から出荷されています。




一般のアキランサス 葉っぱが小さく密集していますね


実は、現在一般に普及しているアキランサスも、もともとは岩崎さんが作られたアキランサスがルーツのようです。約40年前、まだ岩崎さんが、現在は須磨離宮公園の植物園になっている岡崎邸(山崎豊子の「華麗なる一族」の舞台となりました)で働かれていたときに、突然変異で葉っぱが他よりも早く黄色になった株が出現し、それをさし木繁殖させて「月見山」という名前で世に出されました。それが今一般に出回っているアキランサスだそうです。翌年、矢野町に来られて早生系の赤色のアキランサスもできました。早生系は、観賞期間がそれだけ長く楽しめるということですから、普及していったのですね。

でも、最初に「月見山」を購入し大量に増殖させて売り出した農家が単にアキランサスとだけしたために、「月見草」という名前は残らずにアキランサスといえばこれになったということです。残念です。

今、兵庫県立フラワーセンター(加西市)では、大型アキランサスを使って兵庫県を描いているようですよ(下写真 岩崎さん提供)。播州・赤穂の商品名とともに、品種育成者として岩崎さんの名前が入っていますね。





以前、岩崎さんはここ矢野町を「アキランサスの里」にしたいなと仰っていました。矢野町の入り口かどこか目立つところに大きな花壇を作り、そこにアキランサスを使って「ようこそ、矢野町」とか何かシンボル的な絵だとかを描くのもいいですね。まちづくりとしても何かお役に立てることはないでしょうか。

岩崎さんは、今も新たな品種開発に向けて励んでおられます。

こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 15:26Comments(0)お宝発見(人・団体)

2011年10月05日

教順寺と御住職




昨日(4日)、菅谷の松濤山教順寺(浄土真宗大谷派)の住職さんにお話をいろいろ伺いました。

教順寺は、落語のルーツといわれる「節談説教(ふしだんせっきょう)」と関係が深く、先の5月15日に稚児行列や節談説教と落語の共演という記念行事があるということで、朝日新聞に取り上げられましたので御存じの方もおられるでしょう。


朝日新聞の記事
(画像をクリックすると大きくなります)


午前中、お約束の時間に伺うと本堂の戸を開けて、テーブルと椅子を用意してお話を伺う場所を作ってくださっており感激しました。

新聞にも書かれていますが、教順寺は、節談説教者で東海や北陸を中心に布教活動を精力的におこなった田淵静縁(たぶちじょうえん 1871~1923)が第5世住職として務められたお寺です。現住職の清水誠朗師は第8世になります。実は、お話を伺う中で清水住職さんは私の高校の先輩で、共通の知人がいっぱいいたということがわかり、話が盛り上がりました。

田淵静縁は、全国的な布教活動だけでなく、学者でもあって、生涯に20にも及ぶ布教に関する著作があります。その中の12件が国立国会図書館に納められています。そんな研究活動もあって、教順寺には静縁の膨大な蔵書が残されています。清水住職さんは、「これらの蔵書を整理するのが私の役目です」とおっしゃっておられました。

また、住職さんは節談説教を多くの方に知ってもらいたいという思いもあって、御自身も話すことができるように節談説教の研究会に入られて勉強されています。そして、田淵静縁や節談説教という、それこそ地域の宝をもって矢野町の地域づくりに何か貢献できないだろうかと思っておられます。

教順寺は菅谷の山裾のちょっと小高いところに建っています。ここから見える矢野町の田園風景は抜群です。季節のいい時期、本堂の戸を開け放つと眼前の緑の景色、そして肌に心地よい風とその匂いなど、最高のロケーションです。観月会やちょっとしたコンサートなんかいいでしょうね。住職さんは、教順寺をイベントなんかに利用してもらって、地域の方などいっぱい人に来てもらいたいと思っています。

矢野町にはこれまでみてきたように、またそれ以上に自然や先人が残してくれたお宝があります。それらを集合的に、戦略的に活用し、矢野町がイキイキと元気になる地域づくりをみんなで計っていきましょう。


さて、教順寺さんからお知らせです。来月11月13日(日)に催される法要のなかで再び、節談説教を聴くことができます。13:30からだそうです。お越しになる説教者は節談説教で3本の指に入られる方だそうですよ。住職さんご自身も少し話されるそうです。節談説教デビューですね。誰でも来ていただいていいそうなので、ぜひみなさんもお越しください。前回聴くことができなかったので、ぼくも楽しみにしています。




こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 17:17Comments(0)お宝発見(人・団体)

2011年07月11日

ふれあい矢野




7月9日土曜日、「ふれあい矢野」を訪れました。

ふれあい矢野」は、真広の交差点のちょっと西(上郡寄り)にある野菜や花の直売所です。
毎週水曜日と土曜日の朝6時から11時ごろまで午前中開いています。
でも、すごい人気で、開店とともに新鮮な野菜やお花はすぐに売れてしまいます。
この日でも6時の開店前に、すでに6、7人の方が待たれていて、30分もすればいいものはだいたい売れてしまいました。

ふれあい矢野」は、平成7年に地元農家の奥さん方によって立ち上がりました。今年で17年目です。
このあたり(西播磨)で農産物の直売所としては、はしりといってもいいでしょう。

メンバーは当初14名でしたが、だんだん減って現在9名で運営されています。
「『20年は続けよな』と言い合って、がんばっています」。
若い方は野菜作りとかされていなくて、後継者がいないのが残念です。

最近は、イノシシやシカ、ヌートリアなど小動物の被害がひどくて出せる野菜が少ないそうです。

1時間もすれば、ほぼ完売です。
お一人の方が「ここからが(時間が)長いんや」と。
でも「みんなとしゃべることが楽しんです」。

このように気軽に集まってしゃべれる場がある。
これがコミュニティの原点かと思います。





















こ  


Posted by 矢野町交流広場 at 12:48Comments(0)お宝発見(人・団体)